本日の日経平均は210円高と4日ぶリ続伸。後場は為替相場の1ドル＝113円台後半の円安・ドル高を好感。引けにかけては今晩のECB理事会を控え伸び悩んだが一段高の流れとなった。ただ、売買代金は今年最低の2兆431億円。業種別では、パルプ・紙、ゴム製品、繊維製品が値上がり率上位に。一方、値下がりは、電気・ガス業、不動産の2業種のみとなった。
個別では、医療ツーリズム関連の【2437】シンワアートオークシヨンや民泊事業において業務提携に向けた検討開始のお知らせを材料視の【3807】フィスコなどが後場一段高となりストップ高まで上昇した。また、台湾のHTCと日本国内でのバーチャルリアリティ（VR）の業務連携で合意を発表した【3632】グリーや三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を格上げした【5949】ユニプレス、ジェフリーズ証券は目標株価を引き上げた【4751】サイバーエージェントなどが買い優勢となった。
人気のテーマ株からは今日は民泊関連が強く上記記載のフィスコのほかにも、【1435】インベスターズクラウド、【3236】プロパスト、【8889】アパマンショップなど軒並み関連銘柄の上昇が目立った。
前日に今晩ECBと書いたがこれは間違い。すまない訂正させてもらう。本日の日経平均は今晩ECBを控えるなかでの上昇。既にドラギ総裁が追加緩和示唆していただけにこれに対する期待か！？
現状判断し難いが、本日の上昇が期待先行からの上昇であればECBが市場の期待を下回る政策を決定した場合もちろん失望売りとなる可能性がアリ。今晩のECBは日本時間10日午後9時45分、ドラギ総裁の記者会見は日本時間の10時半ころなっている。
