本日の日経平均株価は116円安と4営業ぶり反落。後場は日銀金融政策決定会合での追加緩和期待もあり、後場寄りは買い先行、プラス圏に浮上したものの、その後の日銀金融政策決定会合での現状維持が伝わると再度マイナス転換。一旦の利益を確定する動きや失望売りなどから200円近く下げる場面もあったが引けにかけ下げ渋った。業種別では、値上がり率上位に小売業、情報・通信業、電気・ガス業など。一方、保険業、鉱業、鋼鉄などが値下がり率上位に。
個別では、証券セクターの【8604】野村HDなど、日銀がMRF(マネー・リザーブ・ファンド)についてマイナス金利適用対象から外すことを決めており、これを好感され一時急伸したほか、アスラポートと業務資本提携を引き続き材料視の【3370】フジタコーポが3日連続ストップ高。また、中小型株の一角【4351】山田債権回収管理総合事務所や経産省主催のコンテストで「ポケットドクター」がグランプリ受賞したことから【6034】MRTなどがストップ高に。その他、前日新規上場の【6187】LITALICO。半導体製造の前工程を手掛けるフェニテックセミコンダクターと資本業務提携を発表した【6616】トレックス・セミコンダクター。バイオ関連の【6095】メドピアなどが値上がり率上位に。
テーマ株からは前場から値を飛ばしていた民泊関連が軒並み一段高。【3300】AMBITIONがストップ高。【3457】ハウスドゥ、【1435】インベスターズクラウド、【3236】プロパストなどの上昇が目立った。
明日はFOMC待ちで今日の日銀会合発表前と同じくやや動きづらい地合いとなりそうだ。FOMCでは今回は追加利上げはないとの見方が強いものの油断は禁物。結果を見極めるまでは本日同様、人気テーマ株循環狙い。中小型株中心の短期売買のメインで立ち回りたい。