前場の日経平均株価は27円安と小幅反落。朝方は3月期末の配当権利落ちから安く始り、一時は185円安まで下げたが、その後は政策期待、為替がやや円安に傾いたことなどを受け押し目買いが入り下げ幅を縮小、一時はプラス圏に浮上する場面もあった。業種別では、不動産業、小売業、食料品などが値上がり率上位に。一方で、鉱業、銀行業、空運業などが値下がり率上位となった。
個別では、【4829】日本エンタープライズがストップ高。子会社の会津ラボが会津大学との産学連携によって開発したドローン制御技術(ドロネット)を発表、これを買い材料視。また、前日引け後に16年8月期の上期及び通期業績予想の修正と期末配当の増額を発表の【3035】ケイティケイや前期最終を68%上方修正・14期ぶり最高益、配当も8円増額の【6734】ニューテックなどがストップ高となった。その他、クレセゾンが追加出資、Fintech強化の【3917】アイリッジ。ゲーム関連、直近IPOの【3932】アカツキ。中小型株の一角【6095】メドピアや【3683】サイバーリンクスなどの上昇も目立っている。
テーマ株からは待機児童関連。【2152】幼児活動研究会、【6189】グローバルグループ 、【2749】JPホールディングスが人気を集める。