前場の日経平均株価は400円高と大幅3日続伸。前日の欧米高のほか、円安・ドル高を好感され買いが先行して始まったがその後も順調に上げ幅を拡大し、幅広い銘柄へ買いが入った。業種別では、前日に続き33業種全てが上昇し、値上がり上位には鉄鋼、保険業、ガラス土石製品などが並んだ。
個別では、第1四半期5億5200万円の営業黒字を好感された【9836】リーバイ・ストラウス ジャパンや17年2月期は営業利益36%増の見通しの【3415】STUDIOUSがストップ高。有機EL関連【4112】保土谷化学、【4960】ケミプロ化成、【5216】倉元製作所、【6258】平田機工などが軒並み急伸、一時ストップ高などが人気を集めているほか、越境EC関連も前日に続き人気化。【3134】Hamee、【6176】ブランジスタ、【3195】ジェネレーションパス、【2459】アウンコンサルティングなどの上昇も目立っている。
その他、人気のバイオ株では連日大幅安だった【4563】アンジェスが切り返しストップ高。【4594】グリーンペプタイド、【4571】ナノキャリア、【4582】シンバイオ製薬などの大幅上昇となっている。
連日の大幅高から短期的な過熱感を警戒しつつも目先は75日線1万6870円付近を突破できるかがポイントとなりそうだ。明日は週末要因など控えることを考えると上値は重くなるとは思うが買いの勢いが異常なまでに強い状況。後場の先物動向には注視しておきたい。