本日の日経平均株価は133円安と5日ぶり反落。後場の日経平均は寄り付き直後は昼休み中の日経平均先物の下げ渋りを受け買い先行となったが前場同様に買いは続かず。27日、28日の日銀会合や、3月期決算発表の本格化や大型連休などを控え買い手控えムード。軟調な推移となった。業種別では、保険業、ゴム製品、輸送用機器が値上がり上位に。一方で、パルプ・紙、情報・通信業、鉱業などが値下がり上位となった。
個別では、創薬ベンチャーと共同研究との報道から【3776】ブロードバンドタワーがストップ高。スマホアプリのゲーム「神の手」に関して、サービス内容の全貌を5月27日にプレスリリースする予定と発表した【6176】ブランジスタが後場から急伸し、ストップ高に。また、これといった材料は確認できないが小型株の一角【7863】平賀が後場一時ストップ高の急伸となったほか、一時期スマートジーンズなどでもてはやされ仕手性の強い【9836】リーバイ・ストラウス ジャパンも後場一段高。その他、国内ビル建材堅調で16年3月期業績は計画を大きく上振れた【5940】不二サッシの上昇も目立っていた。
テーマ株からはフィンテック関連の【3917】アイリリッジ、【6050】イーガディアン、【3680】ホットリンク、【3690】ロックオン。人口知能(ＡＩ)関連からは【3905】ALBERT 、【2158】UBIC、【2349】エヌアイデイなどが人気を集めた。
直近上昇からの利益確定、日銀会合の結果など見極めの動きなどから下げたものの明日以降は徐々に売り圧力も少なくなってくると予想。緩和期待もあるだけに極端な売り仕掛けには無理があるようにも。週末までは緩和メリット銘柄。極端に下げるような場合は押し目狙い。引き続き人気テーマ株の循環狙い、材料系中小型株での値幅取りで問題ないと思う。ただ、バイオ関連のみややバブルからの一服感ありこのテーマを触るなら慎重に。
