本日の日経平均株価は162円安と3日ぶり反落。後場は一時本日の安値更新、引き続き1ドル106円台の円高が重しに。売り一巡後は下げ渋ったものの、明日控えるSQ、来週控える日米金融政策イベントを控えることから戻りは限定的となった。業種別では、鉱業、石油石炭製品、電気・ガス業が値上がり率上位に。一方で、保険業、パルプ・紙、銀行業などが値下がり率上位となった。
個別では、【3652】DMPがストップ高となり年初来高値を更新したほか、中国の土壌汚染対策行動計画発令で活躍期待の思惑が高まった【6092】エンバイオHD。ゲーム関連の一角の【3903】gumiなどが一時ストップ高の大幅高。
人気のテーマ株の一角からは直近下落が目立っていた【3914】JIG-SAWも大幅続伸。その他、iPS細胞作製技術に関する改良特許が中国で特許査定取得の【2372】アイロムグループ、【9416】ビジョンと業務提携との業務提携から【6191】エボラブルアジアなどが買い優勢となった。
明日はメジャーSQ、そして寄り前に発表される5月国内企業物価指数が注目される。来週は金融イベントがあることを考えると明日も為替動向を睨みつつの方向感が掴み難い展開となりそうだ。物色は引き続き新興市場中心、足もとで値動きのいい銘柄へ短期資金が向かうと思われる。