本日の日経平均株価は1円高の小反発。朝方は米株高、為替相場の落ち着きを背景に買い先行もその後は利益確定売りに押され一時マイナス転換する場面もあった。為替相場はやや円安方向に振れたものの、OPECや複数のイベントを控え積極的な買いは見送られた。
個別では、イスラエル社セキュリティ製品の取り扱い開始を発表した【4288】アズジェントがストップ高買い気配。米Ｕｆ社の完全子会社を材料視され上昇していた【4235】第一化成も再び大きく買われストップ高まで上昇したほか、人工知能『Laplace（ラプラス）』に対する期待から【6172】メタップスが一時ストップ高、同じ人口知能(AI)関連の【3744】サイオステクノロジーの上昇も目立った。
その他、来月上場予定の【7316 】ZMP仮条件決定を受け同社に出資する【8462】FVCが大幅高。中国関連で仕手性の強い【3264】アスコットやトランプ次期大統領のインフラ投資計画からの特需期待のある【6240】ヤマシンフィルターなどの大幅高と賑わった。
明日はOPEC総会の結果が相場を左右。また週末には、11月米雇用統計が発表され、4日にはイタリアで憲法改正の是非を問う国民投票とイベント続き。引き続き材料株、値動き軽い中小型株での値幅取り中心の立ち回りを意識しつつ、中期目線で期待できそうな銘柄。個人的に注目している銘柄などの押し目狙いが良いと思う。
