本日の日経平均株価は20円高と小幅ながら6日続伸。後場も前日終値を挟んでのもみ合い、こう着感が強かったものの終盤にかけ一時本日高値1万9724円(前日比52円高)を付けその後もプラス圏を維持し本日の取引を終えた。業種別では、鉱業、不動産業、繊維製品、食料品が値上がり率上位に。一方、非鉄金属、パルプ・紙、ゴム製品、鉄鋼が値下がり率上位となった。なお、14時30分に発表された10月の中国鉱工業生産指数、小売売上高はほぼ相場に影響せず。
個別では、【6178】日本郵政が上場来高値を更新したほか、場中に決算発表、今期経常を上方修正した【1879】新日本建設が急伸。また、後場は【4572】カルナバイオサイエンス、【3131】シンデン・ハイテックス、【6626】SEMITECなどの一段高も目立った。一方、通期上方修正も出尽くし感先行から【3526】芦森工業、通期下方修正を発表した【3877】中越パルプ工業などが後場一段安に。
明日は機械受注やイエレンFRB議長講演、13日にSQと控え本日と同じくややこう着感の強い相場展開を予想。引き続き短期的な上昇ピッチの早さを警戒しつつも、本格反騰以前に仕込んだ玉は利益を伸ばし、直近仕込みの玉はSQ前に一旦の利益確定も検討。本日の後場同様に好決算銘柄、材料株での短期トレード中心が無難かと思う。