前場の日経平均は333円安と3続落。先週末の欧米株安、円高など嫌気し全面安。原油価格が下げ止まらないこと、米国の12月小売売上高や鉱工業生産が11月比でマイナスとなったことなども重しとなっている。業種別では、全33業種全てが下落し、値下がり率上位には、鉄鋼、情報・通信業、その他製品、証券商品先物など。
個別では、「スマホゲーム『Arcane』日本語版を提供」と報じられた【4777】ガーラがストップ高、再度仕手化の思惑も。また、IoT関連として【6836】ぷらっとホームが一時ストップ高の急伸となったほか、これといった材料は確認できないものの、中小型株の【6325】タカキタ、【2437】シンワアートオークシヨンなども急伸している。その他、フィンテック関連の【3853】インフォテリアが早速リバウンドし、指紋認証の【3782】DDSなどが大幅高に。
先週大崩れのテーマ株はやはり多くの銘柄が一服。主力も日経平均の下落の流れを受け資金が集まり難い状況となっており、目先は値動きの軽い中小型株、仕手性の強い銘柄にやや資金が集まっているようにも見える。
買い材料としては引き続き売られ過ぎ感のみ。メディアなどかなり買い煽りが激しいが現状の様子を見ると底打ち感が見えなく下手な押し目買いは損失を拡大させる可能性が濃厚。原油など底打ち感ははっきりするまでは継続して短期売買中心のスタンス。リバ狙いもきっちり戻り売りを徹底で！
