本日の日経平均株価は476円高と反発。後場の日経平均は注目の集まった金融政策決定会合でマイナス金利導入を発表が発表されると円安とともに、先物に大口買いが入り急伸し、1万7638円(前日比597円高)上昇。ただ、一巡後はマイナス金利は限定的との見方もあり急速に上げ幅を縮小しマイナス転換、一時1万6767円(前日比274円安)まで下押しする場面があったがその後再び切り返し。大引けにかけては本日高値圏まで上昇。とにかく値動きの荒い一日となった。業種別では、マイナス金利の影響から銀行株の1業種が値下がりし、他32業種は全てが上昇。値上がり上位には、不動産業、証券商品先物、鉱業、その他金融業などとなった。
個別では、【3623】ビリングシステム。同社の提供するWeChat(SNS型コミュニケーションアプリ)及びQQ(インスタントメッセンジャーサービス)を利用したスマートフォン決済サービスを導入することについて合意したと発表を好感されストップ高。また、ゲーム「ラングリッサー」シリーズにおける海外向けスマホアプリのライセンス許諾契約を締結の【6033】エクストリーム。想定を上回る好決算の【7276】小糸製作所、LINEとの連携を発表した【6094】フリークアウトなどもストップ高となった。
テーマ株では、「5G」関連、現状本命の可能性が高い【3852】サイバーコム、【6778】アルチザネットワークスの3日連続のストップ高に続き、【8226】理経、【4748】構造計画研究所、【3842】ネクストジェン、【6800】ヨコオ、【7587】パルテックなども軒並み上昇した。AR・VR関連では本命とされる【4312】サイバネットシステムを除いては軒並み急落。サイバネットシステムは6日ぶり反落も1000円台、値幅300円台はキープした。また、テーマではないが日銀のマイナス金利発表から不動産関連株が軒並み急騰し、軒並みストップ高、大幅上昇となった。
日経平均は引けにかけ切り返し。目先は戻りを試す展開を期待したいが本格的なリスクオンムードになるかは現状判断がし難い。ただ、本日賑わった5G関連、マイナス金利導入から動意付いた不動産株はしっかりチェックしておきたいところだ。