本日の日経平均は59円安と小幅反落。後場の日経平均は上海総合指数が下げ幅を拡大させたことからマイナス圏スタート、その後は為替睨みの展開から一時プラス圏に浮上も買いは続かず。不安定な為替な動きからの円高が重しとなり、投資家心理も悪化。再度マイナス圏に沈むと本日安値付近でのもみ合いとなった。業種別では、鉄鋼、非鉄金属、保険業が値上がり率上位に。一方で、水産・農林業、不動産業、情報・通信業などが値下がり率上位となった。
個別では、CEマーキング(欧州連合(EU)加盟国に製品を流通・販売するための国際的な制度)を実施した全自動核酸抽出システム「magLEAD 6gC」及び「magLEAD 12gC」の世界同時販売を開始したと発表した【7707】プレシジョン・システム・サイエンスがストップ高。セルロースナノファイバー関連の【4963】星光PMCは一部報道紙で取りあげられ一時ストップ高の急伸となった。その他、自社株買いを好感された【5803】フジクラ、【1976】明星工業。マイナス金利に対応した金融商品評価・分析ツールの最新版販売開始の【3762】テクマトリックスなども買い優勢となった。
為替動向に左右される動きはG20を控える週末まで続くと思われ明日も方向感に欠く展開される。先物では引け後に一時節目の1万6000円割れと相変わらず不安定な地合い。買われた銘柄も一巡すればすぐに売られるだけに短期売買、噴いたら売りは鉄則。今はコツコツ回転させていくことが重要だと思う。