前場の日経平均株価は153円安と大幅反落。前日の米市場は上昇したが、寄り付き前に発表された4月の機械受注が市場予想を下回ったほか、為替相場が1ドル106円と円高に傾いていることから売りが先行。その後も円高推移が止まらず下げ幅を拡大させた。業種別では、鉱業、石油石炭製品、電気・ガス業が値上がり上位に。一方で、保険業、パルプ・紙、銀行業が値下がり上位となった。
個別では、SBIの買い増しが明らかになっている【4589】アキュセラが連日のストップ高となったほか、セキュリティ+FPGA関連+仕手株の【4736】日本ラッド。電通と業務提携締結の【3113】Oak キャピタルなどが一時ストップ高の大幅高となった。また、野村証券が同社投資判断を新規「Buy」、3,100円目標としたことが刺激となった【4593】ヘリオス。ランサーズと提携しEC事業者向けマーケティング支援サービス提供の【3134】Hameeなどの上昇も目立っている。
機械受注の悪化、円高が主な原因の動きだが他はSQを意識した動きも。後場も引き続き為替動向睨みの展開。SQを意識した仕掛け的な売買にも引き続き警戒しておきたい。