本日の日経平均株価は218円安と大幅反落。後場は買い材料の乏しいなか、円高懸念や外部環境の不透明さから売りが先行、その後は本日安値圏でのもみ合い。終盤にかけやや下げ幅を縮小するも戻りは限定的となった。業種別では、水産・農林業、ゴム製品、食料品の3業種が値上がり。一方で、証券商品先物、保険業、銀行業などが値下がり上位となった。
個別では、直近IPOの【3961】シルバーエッグ・テクノロジーや丸紅新電力との提携を引き続き材料視されたと思われる【9377】エージーピーがストップ高。また、後場からは三者割当による新株および新株予約権発行を発表の【3350】レッド・プラネット・ジャパンが一時ストップ高の急伸となったほか、有機EL関連の【6266】タツモ、値動き軽く仕手性の強い銘柄、中国関連としてよく注目を集める【3264】アスコット、【5341】アサヒ衛陶などの上昇も目立った。
明日も円高警戒から上値の重い展開を想定。個人主体でテーマ株、材料株、中小型株に短期資金が集まるかと思う。なお、本日も日銀によるETF買いが入っておりこれで3日連続。やはりETF買い支えがあっても海外勢の売りに逆らえず下がる時は下がる。
ETF買い期待への過度の期待は前から言っているが禁物。買い材料が現状見つからない状況なだけにそろそろ仕掛け的な売りにも警戒しておいたほうがいいかと思う。