本日の日経平均株価は108円安と続落。後場は再度マイナス転換、配当取りなどの動きが買い支える動きがあるものの手掛かり材料難などからやや売り優勢。小幅安水準でもみ合った後引けにかけやや下げ幅を広げた。業種別では、水産・農林業、空運業、医薬品などが値上がり率上位に。一方で、鉱業、海運業、銀行業などが値下がり率上位となった。
個別では、合同会社HSHが1株当たり2059円でのTOBを発表している【9892】卑弥呼、東証1部に指定替えの【1726】ビーアールホールディングスが連日のストップ高。直近日足もち合いを上放れの【3665】エニグモや今後の成長期待の【3681】ブイキューブ。中小型株の一角の【3676】ハーツユナイテッド、【2183】リニカルなどが買い優勢、大幅高となった。
人気のテーマ株からは自動運転関連の【3724】ベリサーブが大幅高となり、【4667】アイサン、【3663】アートスパークが上昇。また、LINE関連は前場後半から後場の前半にかけ、本日14時から開催された「LINE CONFERENCE TOKYO 2016」で上場に関する発表があるのではとの思惑で【2489】アドウェイズ、【3622】ネットイヤー、【3815】メディア工房など物色。急伸するもその後上場に関する話なく出尽くしで急落となった。
明日は週末要因+25日の米国市場は聖金曜日で休場となることから薄商いの流れ継続。値動きも小動き、こう着感の強い相場展開が想定される。物色の本日同様に一部テーマ株への物色。中小型株などメインの流れとなりそうだ。