本日の日経平均株価は大幅反発の1343円高。前日の上海総合指数の上昇や昨晩の欧米株の上昇を好感、寄り付き買い先行スタートで始まると、先物主導で上げ幅を拡大。売り方の買い戻しや新規買いなどを巻き込み買い一色の全面高となった。直近の最大上げ幅は1994年1月31日に記録された1471円高で、以来21年7カ月ぶりの上げ幅となった。なお歴代6位の記録に。業種別では、全33業種がプラス。特に、医薬品、保険業、その他金融業、証券が8％を超える上昇となった。
個別では、【3692】FFRI、【6045】レントラックス、【4080】田中化学研究所などが後場一段高と更に値を飛ばしたほか、TOB価格922円に鞘寄せする動きから【3811】ビットアイルがストップ高。また、【1813】ACCESS。米子会社のIP Infusionは、通信大手ポルトガルテレコムの系列企業が手掛ける光回線局側終端装置向けに、通信プラットフォーム「ゼボスエックスピー」とデータプレーン統合ソフト「ゼブアイシー」を提供すると発表し、これを好感する動きから後場急伸し、ストップ高となった。
現在先物、ナイトセッションでは積極的に上値を追う動きがみられず、下げに転じる局面も。さすがに本日の急上昇。勢いが勢いだけに引き続き戻りを試す可能性もあるが、週末のSQ、来週のFOMCなど控えることを考えればやや上値追いは慎重にいきたい局面だ。目先下値のメドとして18,500円付近を意識。
